用心棒編又の剣望くん その2
用心棒編又の剣望くん。雨宮の手の者に狙われているため、一乃介さんばかりかやじきたCも護衛役につき、引っ越しの際も、飲み物を買いに行くにも隼人に付き添われて千ちゃんのいう「お姫さま」状態。
読んでる側としても、周囲の皆が剣望くんを心配し守ろうとするのは嬉しいといえば嬉しいし、皆が剣望くんをほっとけない気持ちはよっっく分かる。
が! 個人的な感想を言わせてもらえれば、なんか、「らしくない」んだよな、そういう剣望くん。
大体、あの剣望くんが、千ちゃんに言われるままになっているなんて~!! やっぱ、皆に迷惑掛けてる(と剣望くん自身は思ってる)負い目がそうさせるのかw
しかーし! そこでお姫さま然と守られ役に甘んじていないのが、剣望くんのステキなところ♡
自ら囮役を買って出、その申し出をやじさんから却下されると、「一人でもやってやる!」と突っ走りかける向こうっ気の強さ。ああ、いざというときに見せる、このきかん気の強さがホント好きだわ~ 普段、木倉くんから「いつも元気いっぱいな訳じゃない」「覇気がない」と言われてしまう(そして、それが必ずしも外れてはいないw)剣望くんだけに余計にはっとさせられます(笑)
そもそも、甲賀の里から11歳にして逃げ出し、飯田の屋敷を出たあとも、徳成邸からも竜神高の寮からも傷が完全に癒えないうちに立ち去ったんだもんね。皆に心配をかけるということを度外視すれば、ホント、自立心のある子だよなあ。
そんな剣望くんだけに、用心棒編又で自分が置かれた状態は心底不本意であったろう・・・と最近になってようやく気が付き、用心棒編又の剣望くんが大好きになったのでありました(笑)
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