創作会話 ~やじきたCと小鉄編

・・・PGの展開を受けて世間ではハーディ&狭霧で盛り上がっているところに、このような二次創作的会話をUPするのはどうかと思いましたが、何せ自分は基本小鉄&狭霧なもので、長くハーディ&狭霧に妄想が留まっていられないのでございますw

この会話は、好みのタイプが、やじさんがエリートサラリーマンタイプ、キタさんが美少年タイプ、じゃあ、小鉄は?と思ったところから考え付いたものです。

二次のカテゴリに適当なところがなかったので、とりあえず「創作台詞」に入れてみましたw

あ、因みにほんのちょっとだけ腐が入ってますので、嫌いな方は避けてくださいませ~ww



以下、やじきたCと小鉄が三人で会話してるという想定です。

☆☆☆

「―そういや、小鉄の好みのタイプってのを聞いたことがなかったね」

「ねねねね、以前、伊豆で呉葉と結構いい雰囲気だったよね。呉葉みたいなのはどうなんだい?」

「蜻蛉羽呉葉・・・でございますか?」

小鉄は少し考えてから、

「そうですね・・・真に大輪の華のような女性かと。炎の如き気性も、それによって艶やかさが一層増すような・・・」

「それで、どうだったんだい?ちょっとはときめいたりしたのかい?」

ワクワクと矢島が聞いたが、

「いえ、特には」

小鉄は表情を変えずにあっさりと答えた。

「そっかー、いくら美人でも、呉葉みたいな容姿はタイプじゃない訳か。じゃあ、一体どんなコが好きなんだい?やっぱ、可愛くて清楚なタイプが好みなのかい?」

「はあ、特に具体的にこれといって・・・心映えの良い方でしたら、どなたでもそれなりに好ましいかと」

いかにも小鉄らしい答えに篠北は、

「お前さんらしいね。まあ、美人なら鏡で見慣れているだろうから、格別心を動かされないって訳か」

「そーゆーもん?」と矢島。

「尤も、お前さんほどの美貌で浮いた話の一つもないってのは、逆に少々心配だがね。ハーディとのことがなけりゃ、男色を疑うところだよ」

「男色・・・でございますか?いえ、そのような・・・」

そう言いかけて、途中で何かに思い当たったかのように小鉄は沈黙した。矢島と篠北はぎょっとなって、

― な、何だろう、今の間は。

― だ、誰を思い浮かべてんのかな?

「そ、そういえば、最近、け・・・」

篠北は、話題を変えようと言いかけると、

「いっいえ、わ、私は決してそのようなっ」

明らかに動転した反応の小鉄を、篠北は胡乱な眼で見た。

「・・・あたしゃ、まだ何も言ってないよ、小鉄」

「そそそそうでございますか。あっあの、それでは私はそろそろこれで・・・」

小鉄は珍しく焦ってそう言うと、そそくさとその場を去った。

― 何、あの動揺ぶり・・・

― 怪しすぎる・・・

互いに口に出すのは憚られるように思いながら、二人の胸には大いなる疑念が残されたのであった。



13th hour garden

表のブログ“Nowhere Garden”には載せない記事のために新たに開設した裏のブログです。 サイト名はPhilippa Pearceの“Tom's Midnight garden”にちなんだもの。真夜中の13時に時を打つgrandfather clockからつけました。 表も裏もどちらのサイト名も、存在しない庭という意味では同じになります。

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