漫画教室
竹宮恵子先生の本で「続マンションネコの興味シンシン」(角川書店)というのがあります。
これはとても面白い本なんですが、竹宮先生の作品のなかでも特に「変奏曲」ファンだった私は遙か昔にこの本の中に収録されている「変奏曲外伝」を目当てに買ったのでした。
(エドナン&ウォルフの関係が好きだった私には些かショックな内容でしたが・・・w)
で、その「変奏曲外伝」は、「解説 変奏曲外伝」の中に収録されていて、竹宮先生がこの話をネタに漫画教室のようなことを書いておられたのです。その一つにキャラクターの性格を人物の動きや癖で表現するテクニックを解説されていて、例として「変奏曲」のメインキャラクターの三人の歩き方の違いを描いた下記のイラストを掲載されていたのでした。
出典:竹宮恵子「続マンションネコの興味シンシン」(角川書店)p48
絵によってこうしたキャラクターの性格の違いを描き分けるテクニックは読者にいつのまにかキャラクターの性格をのみこませることができると先生は仰っていて、当時非常に感銘を受けて覚えていたのですが、やじきたを読んでいるとよくこのことを思い出します。
特にハーディはセリフも秀逸ですが、仕草や動き方に本当に性格がよく表れていて本当に上手いなあといつも感嘆させられます。
でも、今ぱっと思い浮かんで推したいキャラクターの仕草はこれ。
出典:「やじきた学園道中記 12」(秋田文庫)p239
「上様の極めてプライベートな問題」の貴多神真吾さん。
なんかこの眼鏡を手で押さえる感じがね、もうね・・・エリート感ビシバシ感じさせますね(笑)
キタさんも眼鏡かけてますが、こーゆー仕草はしないんじゃないかなあ。
やじきたは本当にキャラクターの魅力の宝庫です♪
0コメント