ブライダルピンクは何故咲かなかったか
「水蓮花を摘んで」で出した、松平邸の庭でブライダルピンクという薔薇を育てているという設定。
松平邸だったら専用の庭師くらいいそうなのに、何故お嬢さまのお気に入りの薔薇が病気になってしまったのか? 話には必要のないことですが、ついその理由まで考えてしまっていましたw
理由その1・・・実は庭師じゃなくて、メイドの一人が世話をしていた。
理由その2・・・そのメイドはガーデニングが得意なベテランだったのだが、老親の介護のために暇をもらい、松平家を去っていった。
理由その3・・・代わって、ガーデニングの経験のない若いメイドが薔薇の世話係を担当することになったが、案の定、お嬢様が一等お気に入りのブライダルピンクを病気にしてしまった。
その後の貴子お嬢様とメイドの会話・・・
「お嬢様、申し訳ありません。私が素人なばっかりに、お嬢様の大切な薔薇を病気にしてしまって・・・!」
「謝らなくても良いのよ、貴女は一生懸命世話をしてくれたわ。大丈夫、他の薔薇は綺麗に咲いているわ。貴女には慣れない仕事で苦労を掛けたわね」
「お嬢様・・・」
貴子お嬢様の寛大さに感激した若いメイドは、自腹を切って薔薇づくりの本を大量に買い込み、来年へのリベンジを誓うのだった。
「来年こそ、きっとブライダルピンクを見事に咲かせてみせる。お嬢様、待ってらしてください・・・!」
(続く・・・訳がない(笑))
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