遠野編読み返した

遠野編全4巻を一気に読み返してみました。

漫然と読んでると途中で話が分からなくなってくるので、各エピソードの繋がりとキャラの動きに注意しつつ読んでみたのですが、流石に4巻分だと集中力を保つのが大変でしたw

それはともかく。遠野編を今回読み返した理由は、遠野編での又三郎のキャラクターをもう一度確かめるためでした。アラハバキ編の又三郎はほぼ幼児か・・・!ってくらい幼いキャラで、最近ではすっかりその子供っぽいキャラに慣れてしまったのですが、遠野編ではここまで子供っぽくなかった印象があったのと、白虎拳の後継者として彼が抱えている闇の深さがやっぱり今後も物語を動かしていくんだろうと思うので、ちょっとおさらいしておきたかったのでした。

思い返せば、遠野編では剣望くんが赤目編以来の再登場をしていて、コミックスが出た当時はとても嬉しかったのですが、その時点では、又三郎と絡むことになるアラハバキ編での展開は全く予想してなかったなあ・・・むしろ、又三郎は雪也と絡むのかと思ってました。

でも、アラハバキ編が始まって第1回目から剣望くんが登場したのでテンションが上がりまくり、様々なパターンで予想した展開の中で最初っから又三郎と剣望くんが会ったらどうなるだろうと思ってました。この二人は外見も性格も全く対照的でおよそ繋がる機会なんてなさそうなのに、置かれた立場だけはよく似てるよな~と思っていたら、ハーディもそう言ってたので、やはり互いに出会うことで何かドラマを予感させる組み合わせなんだなと思います。

遠野編の又三郎は、性根の曲がり具合と美貌のセット、逃げ場のない宿命を背負った重苦しさと、子供時代を奪われた薄幸な生い立ちが透けて見える感じでしたが、アラハバキ編の又三郎はひたすら無邪気な印象が強くて、光徳学院に入学してからは特に姫御前や剣望くんと一緒のときは本当に楽しそうなので、これから色々何かが起こってきたときに、この無邪気さや彼が束の間楽しんでいる時間が失われるのが心が痛むというか、彼が再び遠野編のようなキャラに戻ってしまうのが心配というか。

・・・でも、最終的には、きっと又三郎も幸せになるんだろうとは信じてはいるんだけど。そこにたどり着くまでの紆余曲折と、この先の剣望くんが~~!!きっとまたヒドい目に遭うんじゃないかという不安がどうしても拭いきれないw

そういう不安も含めて、光徳方面の今後の展開を固唾を呑んで見守っていきたいと思います・・・






13th hour garden

表のブログ“Nowhere Garden”には載せない記事のために新たに開設した裏のブログです。 サイト名はPhilippa Pearceの“Tom's Midnight garden”にちなんだもの。真夜中の13時に時を打つgrandfather clockからつけました。 表も裏もどちらのサイト名も、存在しない庭という意味では同じになります。

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