用心棒編
・・・を読み返しました。
なんで、これから?というと、私がやじきたで一番最初に読んだ話だからです(笑)
初読はン十年も前なんですが、初めて読んだ当時の印象を結構覚えています。
その印象・・・は、やっぱ何といっても、冒頭と真ん中、そして最後に挿入される堀口大学訳のルミ・ド・グールモンの詩(笑)
実はその後ロートレアモンとごっちゃになっていて、今回かなり久しぶりに読んで記憶違いに気が付きましたw
それにしても、やじきたを最初からちゃんと読んでいた人は、いきなりの耽美趣味にどう思われたんでしょうね?w 私自身はこれが最初に読んだやじきただったせいもありますが、既に竹宮、萩尾両先生の作品を読んでいたので全く違和感を感じることもなく、ごく自然に読んでいた気がしますw
そういえば、ヨーロッパの詩人の名前を覚えたのもこの先生方の作品からだったなあ。
風木でボードレール。ポーの一族でロバート・ブラウニング。一番沢山覚えたのは竹宮先生の変奏曲で、リルケ、ランボー、ヴェルレーヌ、ガルシア・ロルカ。流石、増山のりえさん原作・・・(笑)
そっち方面に親しんでいたのなら、その世界と番長ものの取り合わせはどうなのよ?という突っ込みもありそうですが、実は、私、小学校の頃、兄が持っていた本宮ひろ志「硬派銀次郎」とか読んでて好きだったんです・・・w 喧嘩に強い人は憧れでした(笑)
ストーリーも大体覚えていたのですが、すっかり忘れていたこともあって、まず、クイーンの初恋の相手が大門だったこと。それから、小鉄が女装して聖タチバナ学院に潜入してたことはカンペキに忘れてました。そういやハーディが学校(アメリカンスクール)に行ってるっていう設定も忘れてたな。これは、講師で行ってたのじゃないよね・・・?
ハーディといえば、最初読んだときから、見た目も性格も一番苦手なタイプ・・・!と思っておりました。いえ、今も基本はそうなのですけどねw しかし、その一番苦手なタイプが今となっては一番お気に♡の剣望くんと何故か相性良さげなのが・・・用心棒編を読んだときには思いもよらなかったなあ、ははは・・・w
そう!私ったら、剣望くんではなく、ハーディが出てる話を先に読んじゃったのかよ~今思うと結構ショックだw
キャラクターでは、やっぱりキタさんが好きだったように思います。本格的にキタさんにハマるのは次に読んだ箱根編からですけど。あと、やじさんの着ていたペチコート風のロングスカートがとても印象的で。勿論、その恰好でスケボー操っちゃうところ込みで(笑)
あ、あと、この後、アドニスという言葉を聞くと、反射的にシモーンを思い出すようにもなりました(笑)
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2016.06.21 14:06
2016.06.21 13:45