不本意ながら
何度かこのブログ記事で書きましたが、私個人としては、ハーディのようなタイプは見た目も性格も超苦手です。
だからこそ、見た目も性格もハーディとは真逆の剣望くんがど真ん中ストライクな訳ですがw
そして、勿論、用心棒編又で剣望くんがハーディに拾われるまで、剣望くんがハーディに関わることになろうとは夢にも想像していませんでした。ハーディは剣望くんに優しいし、剣望くんが高校生と分かったときの一言がサイテー過ぎて(誉めてます(笑))、やじきたの中の数あるシーンの中でも1、2を争うインパクトで面白かったのですが、剣望くんがハーディに関わること自体を手放しに喜べるかというとそうでもなく、今でも多少の抵抗感がありますw
抵抗はありますが、赤目編のハーディと剣望くんのシーンは、はっきり言って、滅法面白い・・・特に24、25巻あたり。あと、後の巻でのハーディと葵のゲームについてやりとりするところも。この二人のシーンでは、市東先生の筆が特に乗っている感じ。
24巻に関しては、大体、前々回の記事で書いたとおりなんですが、一つ補足するなら、ハーディ超苦手wな私が、剣望くんとハーディの関わりに面白さを感じる理由は、剣望くんが倒れたときのハーディが見せた表情にあると思います。あのときのハーディの真剣さは、常の彼にはないもので、今まで似たような表情を見せたのはやじさんとのシーンくらい。(だからこそ、一時はやじさんとの関係をプッシュするつもりなのかな~と思ってましたw)
まあ、ハーディという人はそう容易くは本心を見せないので、その後の剣望くんへの態度も、セ〇ハ〇的(w)なものも混じった面白がりの余裕を崩していないのですが。でも、そのハーディを退屈させないどころか、どんどん、彼の興味を惹いていってしまっているのが、赤目編の剣望くんなんですよね~。しかも、全く自覚なしにw
25巻でいえば、意識を取り戻した途端にハーディの心配をしたかと思えば、すぐにやじきたCを案じたりして、剣望くんの中では、ハーディも雪也もやじきたCも、どちらが上ということもなく全て同列なんだなというのがあからさまに分かるのですが、それを、ハーディ相手に無自覚にやるかねwっていう。
態度には出てないけど、興味を惹かれている相手から、自分が他の人間と同列の価値に置かれるというのは、ハーディのようなタイプの人間にはかなり面白くないんじゃないかな~。ハーディが剣望くんをなんだかんだと理屈をつけて自分の傍らに引き留めようとする動機のウラが気になる・・・勘ぐりすぎかもしれないけどw
引き留めるといえば、ハーディの言葉に説得されて、やじきたCを追いかけるのを止めて留まった剣望くん。ハーディに「素直だ」(こーゆー素直さもハーディが剣望くんを気に入る理由の一つだと思うw)って言われてたけど、必殺編のときの本郷への態度と同じで、剣望くんの素直さって、無条件に相手の言いなりになる従順さとは少し違ってる気がします。ここのシーンでいえば、情報を得てから行動したほうが良いというハーディの言葉にそれなりに説得力を感じたから素直に従ったんだと思うし。忍びとしての冷静な状況把握に裏付けられた素直さ。聡明さと的確な判断力を伴った従順さ。だから、ハーディが興味を持つんだと思う。・・・とはいえ、やっぱり剣望くん自身には自覚はないと思うけどw
2コメント
2016.08.18 13:41
2016.08.17 14:58