描かれていない場面を想像する
すっかり、週末の感想ブログ更新が定着してしまいましたw
というわけで、赤目編27巻です。
27巻は、26巻の出来事を頭に入れながら読むとより楽しめますね。
香落渓の家での剣望くんと長柄の会話のあと、長柄は雨宮の根城を見張っていた→紫室兄弟が雨宮たちに捕まって監禁されている情報を剣望くんに伝える→剣望くんが、長柄に一乃介さんたちの救出を命令&やじきたCに知らせる→剣望くんから三璧鋒を借りたやじさんが、長柄の応援に向かう。
ざっとまとめるとこんな感じかな。でも、これ具体的な場面では描かれていなくて、全て、実際に描かれた場面からの推測で分かる経緯になってる。でも、それが却って面白い。
27巻の冒頭は、キタさんと剣望くんの会話のシーンから始まるけど、この前段階で、やじさんが紫室兄弟救出の応援へ行くことになる3人でのやりとりがあるんだよね。こーゆー描かれていない部分を想像する楽しみが赤目編では結構ある。
あと、ここのシーンからは、具体的な救出とか武闘面はやじさん・長柄に任せて、キタさんと剣望くんは全体の戦略的なことを話し合っているという役割分担も見える気が・・・とにかく、剣望くん・長柄の主従ラインとやじきたCの連携プレーが楽しいというか、めっちゃ好きです(笑)
キタさんが剣望くんに強引にハーディへの交渉を引き受けさせる場面は、キタさんらしさ全開で非常に面白いのですが、改めて読み直すと、やっぱキタさんの剣望くんへの評価は高いなあという印象です。剣望くん自身の評価より遥かに高いわ。剣望くんの場合、自己評価が低すぎではあるけどw
このあと、結局、剣望くんはハーディに話に行くのですが、ここは、キタさんVSハーディの対立の構図が見えて、この二人って互いに好敵手というか、ある意味似てる者同士だなあと思いますw
で、その対立する二人の間に剣望くんが立たされた訳で、剣望くん自身は駆け引きのできない人なので、マキャベリスト二人の駆け引きに翻弄されちゃう。でも、そーゆー駆け引きのできない剣望くんの不器用さが、却って、予期せぬ効果を生んでもいるんだけど。
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