タイトルのこと(はみだしっ子です)
引き続きはみだしっ子関連記事です。UPした小説2本は、このブログを始めた頃からいつか入力し直したいなと思ってたので、今回やっと念願が叶って個人的には満足してます(出来はともかくw)
元々はコピー本で、最初にUPした“The off-crop season”はこのままのタイトルでしたが、“The little birds in the green woods”は別のタイトルをつけてました。
“The little birds in the green woods”はコピー本全体のタイトル「緑の森の小鳥たち」の英訳だったのですが、それを今回はメインの小説のほうのタイトルにしました。
“The off-crop season”は端境期の意味。“The little birds in the green woods”は、丁度その頃クラシック音楽に割と興味を持っていてマーラーの歌曲集「少年の魔法の角笛」の中のあった次の歌詞からつけました。
I walked joyfully through a green wood,
I heard the small birds sing.
Their song was so young, their song was so old,
the little wood birds in the green wood!
How glad I was to hear them singing, yes singing!
僕は心楽しく緑の森を行った、
僕は小鳥たちが歌うのを聞いた、
鳥たちは若々しく歌ったり老けた調子で歌ったり、
森の中の小さな小鳥たち、
その歌声を聞くのはなんとすてきだったろう!
・・・読んでいただければ分かるとおり、内容的に小説に関係がある訳では全くないのですが、明るく楽しげな雰囲気、無邪気で陰りのない幸福感を感じさせる歌詞が、「はみだしっ子」という作品と4人の少年たちに不思議と合っているような気がするんですよね。
え!「はみだしっ子」のどこが明るくて無邪気で幸福なの??と思われる方もいらっしゃるのかも(いや、きっといますね・・・^^;)しれませんが、私が「はみだしっ子」という作品を読んで一番強く惹かれるのが多分その部分なのです。
「幸福」という言葉が意味するものについての考え方は人それぞれだと思いますが、私は「はみだしっ子」という作品の中にいつもその意味を見いだし考え考えしてきたように思います。
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